2024年6月22日(土)
ユーロスペースにて公開!!

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2024年6月22日(土)
ユーロスペースにて公開!!

イントロ

マジックミラー越しの彼女たちの青春

永井荷風が1931年に発表した同名小説を原案とし、舞台をコロナ禍の渋谷に置き換え、パパ活をすることになった女性の青春と友情を描く。
小説は昭和初期の銀座のカフェーを舞台に、自由奔放だが逞しく生きる女給の主人公と彼女と関係を持つことになる軽薄な男たちを描き、大文豪・谷崎潤一郎に「文学史上に我が昭和時代の東京を記念すべき世相史、風俗史とでも云ふべき作品」と激賞された名作であり、「昭和初期の銀座の風俗史」ともいえる作品だ。
映画は、小説の持つ普遍性を踏襲しながら、時代をコロナ禍の渋谷に置き換えパパ活で自分たちのことを体目当てにしか考えていない男たちを相手に、奔放さと逞しさを持って生き抜こうとする女性たちの生き様を描いていく。

ストーリー

出会い喫茶で出会ったふたりに生まれる 不思議な友情

キャバクラで働いていた琴音(20)は、コロナ禍で店が休業、一緒に住んでいた男に家財を持ち逃げされ、家賃を払えなくなり、行き場を失ってしまう。そんな中、知り合った楓(21)の紹介で出会い系喫茶に出入りする様になり、男性客とパパ活をすることで日々を切り抜ける生活をしている。
おかしな客に絡まれたりネット上で中傷をされたりしながらも、あっけらかんと逞しく生きている琴音は、あることがきっかけで、同じ出会い系喫茶でパパ活をする大学生のさくら(20)と出会う。
性格も育ちも自分とは正反対。生まじめで何事も重く受け止めてしまうさくらと琴音は不思議とウマが合い、友情を深めていくのだった。
体目当ての矢田(42)、出版社の社長でパトロンでもある清岡(36)、容姿端麗なダンサーの木村(28)ら軽薄な男たちと、生活のため、ホスト狂いのため、学費のため、各々の理由でパパ活をする女性達の対比で物語は進んでいく。

キャスト

高橋ユキノ

琴音役

高橋ユキノ

Yukino Takahashi

西野凪沙

さくら役

西野凪沙

Nagisa Nishino

吉田伶香

楓役

吉田伶香

Ryoka Yoshida

渋江譲二

清岡役

渋江譲二

Jouji Shibue

守屋文雄

矢田役

守屋文雄

Fumio Moriya

松㟢翔平

木村役

松㟢翔平

Shohei Matsuzaki

テイ龍進

野口役

テイ龍進

Tei Ryushin

前野朋哉

川島役

前野朋哉

Tomoya Maeno

スタッフ

監督:山嵜晋平

1980年生まれ、奈良県出身。日本映画学校在学時に卒業制作「魚の味」監督。卒業後、(有)楽映舎にて制作部としてキャリアをスタート。『十三人の刺客』『一命』『藁の楯』『土竜の唄』など三池崇史監督のもとで鍛えられる。その他、『東京オアシス』『ヘヴンズ ストーリー』『アントキノイノチ』『繕い裁つ人』など多くの監督、プロダクション作品で活躍後、2015年からBSジャパンにてドラマを監督する。 長編映画初監督作である『ヴァンパイアナイト (映画)』が「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」正式出品。19年『テイクオーバーゾーン』が「第32回東京国際映画祭(2019年)」日本映画スプラッシュ部門に出品され主役の吉名莉瑠がジェムストーン賞を受賞。『DIVOC-12「YEN」』(21年公開・ソニー・ピクチャーズ)、『なん・なんだ』(2022年公開・太秦)等がある。 プロデュース作品『一月の声に歓びを刻め』(三島有紀子監督・東京テアトル)が24年2月公開。

脚本:中野太

1968年生まれ、新潟県出身。シナリオ作家協会シナリオ講座修了後、荒井晴彦に師事。98年、ピンク映画『黒と黒』(98/新里猛作監督)で脚本家デビュー。主な作品に『魔法少女を忘れない』(11/堀禎一監督)、『戦争と一人の女』(13/井上淳一監督)(荒井晴彦と共同脚本)、『さよなら歌舞伎町』(15/廣木隆一監督)(荒井晴彦と共同脚本)、『夢の女 ユメノヒト』(16/坂本礼監督)、『ろんぐ・ぐっどばい 探偵古井栗之助』(17/いまおかしんじ監督)、『なん・なんだ』(22/山嵜晋平監督)、『花腐し』(23/荒井晴彦※荒井晴彦と共同脚本)などがある。

共同脚本 : 鈴木理恵 山嵜晋平

撮影:山村卓也

1987年生まれ、兵庫県出身。
日本映画学校卒業後、撮影助手として様々な現場を経験。近年ではカメラマン芦澤明子、栢野直樹、に師事。
2019年撮影の『テイクオーバーゾーン』(20/山嵜晋平)が2019年東京国際映画祭スプラッシュ部門ジェムストーン賞受賞。
その他、自主制作映画『≠(ノットイコール )』TAMA NEW WAVE ある視点 入選『DIVOC-12』(21/ソニー・ピクチャーズ)などを撮影している。
撮影助手として参加作品に『影裏』(20/大友啓史)Bカメ、『子供はわかってあげない』(21/沖田修一)一部撮影、『旅のおわり世界のはじまり』(19/黒沢清)、『アウトレイジビヨンド』(12/北野武)、『グッドモーニングショー』(16/君塚良一)、『羊の木』(18/吉田大八)などがある。

照明:津覇実人

1980年、沖縄県出身。
ローカルテレビ局の報道カメラアシストからキャリアをスタートし、その後AND OKINAWAに就職。
2009年に上京、渡邊孝一氏を師事し、渡邊氏の下で崔洋一監督、山田洋次監督、李相日監督、吉田大八監督、阪本順治監督、作品に参加後、照明技師として「ハナレグミ/深呼吸MV」(16/監督:是枝裕和)「ランブラーズ2」「最悪のデートが最高になったわけ」(21/監督:山下敦弘)「一月の声に歓びを刻め」(24/監督:三島有紀子)などがある。

音楽:田中拓人

1974年生まれ。札幌市出身。
大学卒業後、三枝成彰事務所にて音楽制作に参加。現在は映像音楽の作曲を中心に活動。
主な劇伴作品に、映画『オカンの嫁入り』(10)、『そこのみにて光輝く』(14)、『きみはいい子』(15)、『無伴奏』、『オーバー・フェンス』(16)、『幼な子われらに生まれ』(17)、『Red』(20)、『大コメ騒動』(21)、『東京組曲2020』(22)、『春に散る』、『私たちの声』(23)など。

原案:永井荷風「つゆのあとさき」

1899年東京高商付属学校清語科中退。
広津柳浪の門に入り『地獄の花』 (1902) などでゾライズムの紹介を試みた。
1903年にアメリカ,フランスに渡り 08年に帰国。『あめりか物語』 (08) で文名をあげ,09年『ふらんす物語』『深川の唄』『すみだ川』『冷笑』などを発表,独自の文明批評と耽美享楽の作風で反自然主義の代表作家として重きをなした。東京の形骸化した文明への嫌悪,大逆事件 (10~11) の衝撃などで江戸趣味を強め,花柳界を描いた『腕くらべ』 (16~17) ,『おかめ笹』 (18) などを発表。『つゆのあとさき』 (31) ,『濹東綺譚 (ぼくとうきたん) 』など風俗描写にも才筆を示した。
戦後,その間ひそかに書きためた『浮沈』『踊子』『勲章』『来訪者』や 17年以来の日記『断腸亭日乗』を発表。
1952年文化勲章受章。

1959年4月30日没

主題歌「つゆのあとさき」  挿入歌「琥珀の五月雨」
Lilubay

Lilubay

2019年11月、 ⻄村”コン”(きのこ帝国)を中心にシンガーソングライターのタグチハナ、 バンビ(可愛い連中、ex.アカシック)によって結成。個性のある3人が、不思議なほどまとまり、特定のジャンルに囚われない抜群のアンサンブルを生む。2024年6月22日公開映画「つゆのあとさき」に主題歌・挿入歌を書き下ろし。主題歌「つゆのあとさき」挿入歌「琥珀の五月雨」を6月5日配信リリース。バンドは6月15日(土)新宿MARZにて開催されるワンマンライブにて解散となる。

予告編